共和国警備隊の本部をみつけた

昨日、マレ地区でお昼ご飯を食べた。
この地区のあるきれいな手作り小物を売る店では「日本人、大好き～」というマダムの店長につかまった。
るるぶにも紹介されている。確かにきれい。

家に帰るのに、バスティーユまで歩こうと思い、ぶらぶら散歩しながら歩いていた。
と、「ガード・レピュブリケンヌ」の本部をみつけた。
これは何かというと、「共和国警備隊」です。(La garde républicaine)
パレードのときに、馬にのって美しい制服に身をつつんだ兵士が闊歩します。

これです。


Le Forumde de toutes les Batteries-Fanfares よりhttp://www.batteriefanfare.com/forum

きれいですね～。もともとは、王室警備の近衛隊でした。ベルばらのオスカル様ですね。
王室がなくなって、共和国になったので、「共和国警備隊」になったわけです。

私が初めてみたのは、タラスコンのお祭りでした。あそこはカマルグの近くで、乗馬の伝統が生きているところ。馬に乗る大人も子どももいっぱいいる。だから子どもたちが将来「共和国警備隊に入りたい！」と思うように、リクルートをかねてお祭りに参加しているのかな～と思いました。
（あの田舎の美しい「白の町」（私の命名）も不景気で、町の公立学校長の女性が、次の選挙で極右政党のフロントナショナルから出馬するそうで、その話題になっちゃってるけど。。。校長が極右でいいのか、という話です）。

共和国警備隊の本部には小さい美術館があって、日曜日でもあいていて、しかも無料なので、入ってみることにしました。
道具や、制服の歴史の展示でした。
説明が、床のほこりをかぶったようなところに小さくあるので、読みにくいのが残念でした。

やっぱりフランスの軍服の帽子って、てっぺんが平らが多いのよね。
あれを見ると「フランスの軍人・警察」って感じがするわあ。

ところで、この「共和国警備隊」っていうのは、どこの所属なんだろう。
ジャンダルムリー（軍警察）のマークがあちこちに見られる。
ということは、軍＝国防省の管轄なのかな。
でも、共和国警備隊の公式ホームページを見ると、「内務省」のマークが載っている。
？？？？？？？？？
WIKIを見てみたら「軍警察の下部組織」って書いてある。それならやっぱり国防省の管轄のはずでは？
調べてみたら、内務省は、自分の管轄以外の色々な組織の紹介ページを作っているだけの話でした。
軍警察は独自の公式ホームページをもっているけど、共和国警備隊はもっていない。内務省がつくるページしか公式ページがないということ。
それって、予算も人手も足りていない、大して重要じゃないってこと。。。かな？
まあね、確かにカッコいいけど、カッコいい以外何があるかというと、、、あまりないかも。
そういえばオスカル様も「王室の飾り人形！」と罵倒されていたけど、共和国に変わった今もそうってこと？

ところで、日本の皇室の警察ってどうなっているんだろう。
皇宮警察は、警察庁の管轄なんだって。
私はてっきり、宮内庁かと思ってた。
警察庁というのは、内閣総理大臣のもと（内閣府）におかれる公安の所属。
実は他に「皇宮護衛官」という仕事があるらしい。
これは皇族の近辺や住まいの警備で、警察庁に属するけど、警察官ではなくて職員だそうだ。
警察官とは別の採用試験があるそうだ。
ふうん。。。

フランスでは軍の管轄で、日本では警察の管轄かあ。
なんで「フランス共和国警備隊」は、警察の管轄じゃなくて、軍の管轄なんだろう。
（ちなみにフランスの国の警察は、内務省の管轄。日本と似ている。フランスでは国の警察と地方警察で役割がわかれています）

イギリスあたりはどうなっているのかな。
バッキンガム宮殿での衛兵交代は、ツーリストにははずせない楽しい（？）セレモニー。
彼らにお給料を払っているのは、だれなんだろうなあ。
（そういえば、モナコでも衛兵交代を見たわ。あれも気になる）

バスティーユでは、長い長い行列をみかけました。
何かと思ったら、「セックス　イン　ザ　シティ」に入る人の行列。
この日が最終日で、入場無料。
カップルとか、女性だけ、男性だけ、色々な人が並んでました。
こんなに長い行列じゃなければ、入ってみてもよかったんだけど。
エクスポ会場自体はとても小さいので、大したものじゃないと思います。
あちこちに「エイズ撲滅運動」がはってあったのが、なんとも。。。
というより、これはエイズ撲滅運動が主催したエクスポだったようです。
以下でビデオが見られますよ。言葉がわからなくても、雰囲気はわかるかと。
http://tempsreel.nouvelobs.com/societe/20131014.OBS1000/avec-l-expo-sex-in-the-city-la-sexualite-va-encore-vous-surprendre.html
どんな内容だったんだろうな～。
どのみち、アングロサクソが見たら卒倒しそうな感じみたい（苦笑）。