ウラジーミル・ヴィソツキー
ウラディミル・ヴィソツキーって知っていますか。
あまり有名じゃないですよね。
ロシア、じゃなくてソ連の反体制的な歌手です。
もう一つの私のブログに、最近ロシアのことを書くことが多いもので、思い出してしまった。そしてアマゾンでCDを買った。日本でもっていた「大地の歌」というタイトルのCDと同じ内容だった。フランスでは「逮捕された泥棒」。
すごいんだよ、、、この人の歌。歌とギターだけなんだけど。
普段生活していると、絶対にであうことのない種類の音楽。魂を揺さぶられる音楽というのは、こういうのをいう。
彼は俳優でもあり、若い頃、ジーンズでアコースティックギターをかき鳴らしながらハムレットを演じたので、一躍有名になったと聞いている。
その後、何度もレコーディングをしたが、一枚も公式に発売されなかった。当局が彼の音楽を恐れたのだ。
それでも彼は、町や学校の集会所でコンサートを開き続けた。
人々はカセットテープで聞き、集会所で録音し、テープはダビングにダビングを重ねて人々に広まっていった。
彼は42歳で死んだ。ジョン・レノンが40歳で殺された年と同じ、1980年。モスクワオリンピックの年だ。
とても小さい死亡広告が新聞にのったそうだ。
すると、お葬式が行われた古巣のタガンカ劇場には、何十万もの人が最後のお別れに集まった。
葬儀の模様 http://www.youtube.com/watch?v=OYrDvBX77KI&feature=related
ドキュメンタリー http://www.youtube.com/watch?v=YqPGgVG-l24
あまり良いビデオが見つからなかったけど、「帆」という歌です。
http://www.youtube.com/watch?v=r90fqfHmwgY
同じ歌で本人が生で歌っているもの。3分くらいの所から歌です。1分半くらいの短い歌です。
http://www.youtube.com/watch?v=GHqD59N9ej8
今まで知らなかったんだけど、両親がロシア人のフランス人女性と結婚していたんだね。有名な女優だったらしい。それで外国でも彼の名前が知られることになったそうだ。
でも不遇の一生だったのだろう。俗なことを書くけど、いくら100万人が彼のテープを聞いても、公式に売れないと、収入が得られない。どうやって生計をたてていたのだろうか。俳優の活動は続けられていたらしいが。
でもだからこそ、彼の音楽は純粋なんだと思う。どうしても歌いたいから歌う。歌で伝えたいことがあるから歌う。たとえお金にならなくても。そして人々は自分を求めてくれる。
こういう歌手は、もう二度と現れないだろう。
「ロシアの声」(ロシアの公共ラジオ)日本語版にのっていた彼の説明。
http://japanese.ruvr.ru/2013_01_25/102461586/
以下、本文をコピーします。
【ロシアは今日、ウラジーミル・ヴィソツキーを思い出す】
タグ: 国内, 記事一覧, 社会・歴史
25.01.2013, 19:50
今日1月25日はウラジーミル・ヴィソツキーの生誕75周年の日である。祖国の文化史における重要な日が、ロシア全土で祝われている。
映画および舞台の俳優として、またシンガーソングライターとして著名なウラジーミル・ヴィソツキーは、1938年のこの日、誕生した。その短い生涯(享年42、死因は心不全)で、およそ100の詩、600の曲を作り、1000あまりのコンサートを開き、舞台で15余りの役を演じ(ハムレットを一例とする)、30本に迫る映画に出演した。
もしもロシアの文化史においてヴィソツキーの占める位置を一言で表すならば、最も適切なそれは、「民衆の良心の体現者」というものであろう。生前いかなる賞与も享けず、ソビエト政権からは敵視され、絶えずラジオやコンサートでの再生・演奏を禁じられた。しかし、にも関わらず、ヴィソツキーは真の「国民芸術家」であった。リア・ノーボスチは以上のように書いている。
没後33年が経っても、ヴィソツキーの芸術への崇拝者は後を絶たない。2010年に実施されたアンケートによれば、「20世紀のアイドル」の中でヴィソツキーはユーリイ・ガガーリン(ソビエトの宇宙飛行士、人類初の有人宇宙飛行を達成)に次いで第2位を占めている。
---引用終わり。---
ガガーリンについて二位とは。
知らなかった。
彼はペレストロイカもソ連崩壊も見ずに死んでしまった。
でもチェルノブイリを知らずにすんだのだけは幸せだったのかもしれない。
生きていたら、故郷を追われた人々、放射能の影響で死んでいく兵士や労働者たちのために、どんな歌を歌ったのだろう・・・。
追伸・ こういう無骨な男らしい反体制的なアーティストって、西側にはないね。
考えてみたら、西側で「反体制的」って、ヒッピーになっちゃうんだよね。ヒッピーまでいかなくても、髪の毛が長い男性というか。ドアーズはちょっと違ったかもしれないけど。
それに気づいたら、なんであっちこっちでチェ・ゲバラがシンボル化されているのか、わかった気がした。
もちろん、単純にカッコいいから男性はひきつけられるのはわかっているんだけど。でもチェ・ゲバラはどうしても私には「共産主義革命」というイメージがあり、どうもピンと来なかった。要するに、反体制のエスプリをもっているけどヒッピーはイヤだ、女々しい、という男性をひきつけるんだね。
あまり有名じゃないですよね。
ロシア、じゃなくてソ連の反体制的な歌手です。
もう一つの私のブログに、最近ロシアのことを書くことが多いもので、思い出してしまった。そしてアマゾンでCDを買った。日本でもっていた「大地の歌」というタイトルのCDと同じ内容だった。フランスでは「逮捕された泥棒」。
すごいんだよ、、、この人の歌。歌とギターだけなんだけど。
普段生活していると、絶対にであうことのない種類の音楽。魂を揺さぶられる音楽というのは、こういうのをいう。
彼は俳優でもあり、若い頃、ジーンズでアコースティックギターをかき鳴らしながらハムレットを演じたので、一躍有名になったと聞いている。
その後、何度もレコーディングをしたが、一枚も公式に発売されなかった。当局が彼の音楽を恐れたのだ。
それでも彼は、町や学校の集会所でコンサートを開き続けた。
人々はカセットテープで聞き、集会所で録音し、テープはダビングにダビングを重ねて人々に広まっていった。
彼は42歳で死んだ。ジョン・レノンが40歳で殺された年と同じ、1980年。モスクワオリンピックの年だ。
とても小さい死亡広告が新聞にのったそうだ。
すると、お葬式が行われた古巣のタガンカ劇場には、何十万もの人が最後のお別れに集まった。
葬儀の模様 http://www.youtube.com/watch?v=OYrDvBX77KI&feature=related
ドキュメンタリー http://www.youtube.com/watch?v=YqPGgVG-l24
あまり良いビデオが見つからなかったけど、「帆」という歌です。
http://www.youtube.com/watch?v=r90fqfHmwgY
同じ歌で本人が生で歌っているもの。3分くらいの所から歌です。1分半くらいの短い歌です。
http://www.youtube.com/watch?v=GHqD59N9ej8
今まで知らなかったんだけど、両親がロシア人のフランス人女性と結婚していたんだね。有名な女優だったらしい。それで外国でも彼の名前が知られることになったそうだ。
でも不遇の一生だったのだろう。俗なことを書くけど、いくら100万人が彼のテープを聞いても、公式に売れないと、収入が得られない。どうやって生計をたてていたのだろうか。俳優の活動は続けられていたらしいが。
でもだからこそ、彼の音楽は純粋なんだと思う。どうしても歌いたいから歌う。歌で伝えたいことがあるから歌う。たとえお金にならなくても。そして人々は自分を求めてくれる。
こういう歌手は、もう二度と現れないだろう。
「ロシアの声」(ロシアの公共ラジオ)日本語版にのっていた彼の説明。
http://japanese.ruvr.ru/2013_01_25/102461586/
以下、本文をコピーします。
【ロシアは今日、ウラジーミル・ヴィソツキーを思い出す】
タグ: 国内, 記事一覧, 社会・歴史
25.01.2013, 19:50
今日1月25日はウラジーミル・ヴィソツキーの生誕75周年の日である。祖国の文化史における重要な日が、ロシア全土で祝われている。
映画および舞台の俳優として、またシンガーソングライターとして著名なウラジーミル・ヴィソツキーは、1938年のこの日、誕生した。その短い生涯(享年42、死因は心不全)で、およそ100の詩、600の曲を作り、1000あまりのコンサートを開き、舞台で15余りの役を演じ(ハムレットを一例とする)、30本に迫る映画に出演した。
もしもロシアの文化史においてヴィソツキーの占める位置を一言で表すならば、最も適切なそれは、「民衆の良心の体現者」というものであろう。生前いかなる賞与も享けず、ソビエト政権からは敵視され、絶えずラジオやコンサートでの再生・演奏を禁じられた。しかし、にも関わらず、ヴィソツキーは真の「国民芸術家」であった。リア・ノーボスチは以上のように書いている。
没後33年が経っても、ヴィソツキーの芸術への崇拝者は後を絶たない。2010年に実施されたアンケートによれば、「20世紀のアイドル」の中でヴィソツキーはユーリイ・ガガーリン(ソビエトの宇宙飛行士、人類初の有人宇宙飛行を達成)に次いで第2位を占めている。
---引用終わり。---
ガガーリンについて二位とは。
知らなかった。
彼はペレストロイカもソ連崩壊も見ずに死んでしまった。
でもチェルノブイリを知らずにすんだのだけは幸せだったのかもしれない。
生きていたら、故郷を追われた人々、放射能の影響で死んでいく兵士や労働者たちのために、どんな歌を歌ったのだろう・・・。
追伸・ こういう無骨な男らしい反体制的なアーティストって、西側にはないね。
考えてみたら、西側で「反体制的」って、ヒッピーになっちゃうんだよね。ヒッピーまでいかなくても、髪の毛が長い男性というか。ドアーズはちょっと違ったかもしれないけど。
それに気づいたら、なんであっちこっちでチェ・ゲバラがシンボル化されているのか、わかった気がした。
もちろん、単純にカッコいいから男性はひきつけられるのはわかっているんだけど。でもチェ・ゲバラはどうしても私には「共産主義革命」というイメージがあり、どうもピンと来なかった。要するに、反体制のエスプリをもっているけどヒッピーはイヤだ、女々しい、という男性をひきつけるんだね。
2013-10-25 21:07
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