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うわあ・・・佐村河内守事件 壮絶な浮世離れ

フランスともイギリスとも欧州とも関係なくてすみません。

佐村河内事件・・・すごすぎる。

ネット配信の「記者会見ノーカット」を見て

新垣隆氏が、ぼそぼそと

「1枚のCDにまとまる作品を頼まれて・・・そのあと音沙汰がなくて・・・そうしたらヒロシマというタイトルになっていて・・・」

というところを聞いたとき

「え''え''え''え''え''え''え''え''え''え''え''え''え''え''~~っっっ」

と叫んでしまいましたとさ。

あんたねえ・・・浮世離れにもほどがあるよ。倫理とか道徳とか良心ってものはないわけ?

でも、20曲もかいてたったの700万円。
作品を一生懸命かいて渡したのに音沙汰がない、でも抗議もせずにそのまま・・・って。。。

普通、自分が作品かけば、「私の作品です」といとおしく思い、主張もしたくなるものでしょう、なのに、18年間も無名で渡し続けたという壮絶な浮世離れ。「ヒロシマ」詐欺を聞いても、すぐに怒ったり対処しなかったという非常識も、「浮世離れ」のキーワードのもとに、納得してしまったりする。

ちょっと救われた感じがします。

高橋選手の曲は、良い曲じゃないですか。この曲のフルバージョンを買ってくれと頼まれたら、値段によっては買ってもいいですよ。それくら聞きやすくて良い曲です(独創性はあまりないけど・・・)

ヒロシマも、第一楽章はよいと思いました。感動する人がいても当然です。ただそれ以上聞くと、退屈に感じて、気がつくと他のことをしだしている。単調なのかな。もっとも私は、ワーグナーでも途中で寝るけどね(笑)。

ピアノのほうは、ヴァイオリンのほうに比べていまいちかな。前半が映画とかゲーム音楽みたいというか。ちょっと軽いかな。後半のほうがいいかも。

でもねえ・・・こんな詐欺があったから、私も今聞いているわけで。こんな機会でもなかったら聞かなかったでしょう。

才能はある人なんだと思います。天才じゃないけど。本人に営業力とかコミュニケーション能力があれば、映画音楽とかゲーム音楽とか、つつましく食べていける程度の収入は得られる人なんじゃないでしょうか。でもあの浮世離れでは、無理でしょう・・・。そういう意味では、佐村河内氏を頼っていたというのは本当なんでしょうね。

頼っていたといっても、18年で700万では、たまに臨時収入が入る程度の感覚でしょう。お金というよりは、むしろ場を与えられたことに頼っていたのかも。場を与えられないと意欲もわかないというのは、すごーーーーくわかります。
私も自由業で、営業活動はすごく消耗するし、不安定だし。誰かから依頼があると、それだけで嬉しいもの。自分の作品を良いと言ってくれる人がいるんだな、自分は価値があるんだなって。だから新垣氏のきもちはすごーーーくよくわかるのよ。
でも、私は、自分の作品があんなふうに他人の名前で出るなんて、絶対にがまんできないわ。曲と文章という違いは大きいのでしょうけど。
芸術活動のほとんどは、本人や支援者の情熱や意欲にのみ支えられていて、金銭的な後ろ盾などないことがほとんど。

でも、新垣氏が浮世離れした人ってわかっただけでよかった。

美しい曲には永遠にケチがついてしまいましたが、曲をかいた人はまじめな人で、まじめにつくったんだというだけでも、音楽は救われたと思います。

そういえば、ヴェネチアの有名な作曲家の隠れた作品を掘り出したとかいう、あの美しい曲。名前忘れました。聞けば誰もが聞いたことがあるというような、美しいあの曲。あれも別人で現代の人間がつくったという説があるよな~。

なぜかアングレーム漫画祭のことを思い出してしまいました。
あれって・・・韓国政府がお金だして作らせたのだろうか。
主催者の人は「韓国政府から依頼されて出展を決めた。でも作品は自由につくられたものだ」と言っているけど。
著作権上の問題はないので、今回のとは話が違うのだけど、「何がアートか」「アートの倫理」という問いという意味では共通点があると思いました。

それと、いくつかの「反響」を見て、芸能界がいかに腐っているか、よくわかった。
「ゴーストライターと良好な関係を保てないのが悪い」とか、「墓場までもっていくべき」とかさ。
そりゃ、私だってすべてのゴーストが悪いとは思いませんよ。
友達でゴーストライターしている人がいます。でも、相手は有名な実力者で、ただ文字で書くということではプロではない人なのです。友達は優秀で、的確な質問をばんばんします。そうすると、相手は良い答えをします。「さすがだな」と思わせる答えだったり、「これはあの作品がうまれたエピソードとして、ファンは知ったら喜ぶだろう」という話をしてくれるわけです。これを文章にまとめます。本には、彼の名前は出ていません。でもこのゴーストだったら有りですよね?
でも、程度というものがあるでしょう。
芸能人の発言を聞いて、いかに彼らが自分の実力じゃなくて、周りに助けられて名前をはっているか、よくわかりました。それなのに、感謝の念もなく、「墓場までもってけ?」。うぬぼれるにもほどがあります。きっと「飼い犬に手をかまれた」くらいにしか思っていないのでしょう。聞くだけで不愉快です。レベルの低い、クズ芸NO人とはっきり言わさせていただきます。動画サイトに音声がありますから、興味のある方は聞いてください。

あと、私は音楽の世界は知りませんが、文字の世界で言うと、いろいろな人がいます。

・アイデアも文章力も知識あるのに、営業力がまったくない人。一人でしこしこ書いているだけ。これが一番気の毒。
・アイデアも文章力も知識あるのに、書くという意欲がない人。自分の文章なんてものにならないと思っている。(でも書きたいという意欲がないなら、才能がないという言い方はできる)。
・文章力も知識もあるのに、アイデアがない人。(+営業力がある人とない人がいる) 無難な社員記者向き。
・アイデアも知識もあるのに、文章力があまりない人。(+営業力がある人とない人がいる) 黒子に徹する産婆役に喜びを感じられるなら編集者向き。
・アイデアも文章力もあるのに、知識の裏づけがない人。(+営業力がある人とない人がいる) 知識がないというのは、知識への欲求が少ないという意味になります。広告代理店向きかもしれません。文章力があれば、良い企画書は書けますから。チームワークでよい仕事ができる可能性あり。また、情報系なら執筆者にもなれるかも。(情報と知識は違うという意味です)。

それ以外の方は、「才能がない」ので、論外とします。

アイデアがない人の場合、人から言われるとアイデアが膨らむ人と、人から言われてもダメな人がいます。
音楽はよくわかりませんが、新垣さんという方は、人から言われるとアイデアが膨らむタイプだったのかもしれません。営業力はゼロに見えます。20曲以上も書いて、たったの700万円か~。18万枚売れたんだって? 音楽の印税ってよくしらないんだけど、あのヒロシマのCDだけで3000万円以上収入が入ったはずと聞いたけど。

今みると、あちこちの「交響曲ヒロシマ」の賛辞がすべてむなしい。人間って、言葉にこれほど左右されるんだね・・・。気をつけよう。

それはそうと、ヤフーの「ノーカット会見放送」って、全然ノーカットじゃないじゃない。
カットだらけ。
あちこち虚構だらけだな~(苦笑)
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