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フランス2の歴史番組を見ていてちょこっとびっくり

フランスの夜のニュースは20時に始まります。
なぜかNHKみたいなフランス2も、民法も、同じ時間に始まる。
時間をずらせばいいのにね。

私はいつもフランス2を見ているのだけど、ニュースが終わったあとに歴史番組が始まった。
日本で言うとNスペ歴史みたいなもの。

今回は「イエスというなの人間」というのがテーマで、歴史学と考古学の観点から、生い立ちや若い時代にせまっていた。(途中で用事ができて、見るのをやめた。大人まで行かなかった)。

そこでちょっと驚いたこと。

キリストが生まれたといわれる場所に建っている教会がある。
日本語だと「聖降誕教会」というようだ。パレスチナ自治区のベツレヘムにある。

ここの内部がテレビ画面に映し出されて、ちょっとびっくり。

この前無料コンサートにつられていった、アルメニア正教の教会にそっくりだったからだ。
行くまでは「教会」としか知らなくて、入ってみて、これはまったく見たことがない様式だと思って驚いた。
外観では気づかなかった。夜で、建物がわりと密集している感じのマレ地区だったからというのもある。
それでアルメニア教会と初めて知ったのだけど。
それがいま、テレビで目の前に。

祭壇のところが、直線状で、その上に半円みたいなデザインがほどこされている。
建物の右と左に、柱が並ぶ。
あと、木をすごく使っているイメージ。

  ↓ 以下は、ベツレヘムの聖降誕教会の写真です。

armenie.jpg

うーん。
やっぱり、アルメニアは、キリスト教を一番最初に国教にした国ということからね。
これが一番古い建築様式なのかも。
なんというか、全体的に四角っぽいのよね。長方形っぽいというか。
これは私が、パリのアルメニア教会を一周したときの感想。
考えてみたら、曲線というのは、つくるのが難しい。丈夫さという点でも、劣るような気がする。
だから昔は、直線でつくる四角が多かったのかな。
ということは、曲線をおりなすデザインというのは、それだけで新しくて、文明や文化の象徴になったのかもしれない。技術が必要だから。(だから、一番大事にしたくて目立つ十字架の後ろだけ、曲線をほどこしたのね、きっと)。
ああ、だから、バロックというのは曲線なのかしら。


私は建築史は全然不案内なのだけど、こうして実物を見ると、機会があったら知ってみたいと思う。

ヨーロッパに来て、「これが習った〇〇か」と思うことが多かった。
あと「これがテレビで見た〇〇か」というのも多かった。

でもそういうのって、ちょっと見ただけで、私の場合、すぐ飽きちゃうのよね。
実物を見ました、終わり、みたいな感じ。
さらに、テレビで見たほうがきれいだったなあ、なんてことも割りとある。

知識は横においといて、とにかく知らなくても見て感じるというのが大事だなと、最近すごく思います。

旅行でも、思いがけなく歩いた通りとか、みつけたものの方が印象に残るのは、そのせいでしょう。
ただ、住んでいると、自分から積極的に何かをしないと、ただの見慣れた風景になっちゃうからね。
心がけて色々見ようっと。
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