セルビアにドナウ河が・・・。
知りませんでした。
セルビアにドナウ河が流れているなんて。
地図で見たら、本当に流れてる。。。
この前、セルビア文化会館の無料コンサートに行きました。
バイオリンとピアノのリサイタルです。
教会のコンサートもいいけど、寒いのよね。底冷えする。
パリでの無料、あるいは気軽な値段のクラシックコンサートというと、教会か、各文化会館、美術館とかの公共施設みたいなところが多い。
パリにはおそらく、ヨーロッパ中の国の文化会館や教会があると思う。世界中、というといいすぎかもしれないけど。
それで、セルビア文化会館というから、興味をひかれました。
しかも場所が、ポンピドゥーセンターのまんまえという。
あそこの図書館には100万回(は言い過ぎ)行っているのに、全然気づかなかった。
あのあたりは美術っぽい店や、小展示みたいのをしているところがいくつかあるから、そのうちの一つだったんだと思う。
コンサートそのものは、まあまあ。
ベートーベンとシューマンとセザール・フランクの小作品。
こんな作品を書いていたんだなと、面白かった。
どうもベートーベンとかいうと、(私はピアノを習っていたので)ピアノ曲かオーケストラというイメージがあった。部屋で演奏するのにぴったりの珠玉の作品だった。考えてみたら、彼らが生きていた時代は、大コンサートホールなんてまれで、貴族の館の演奏が多かっただろうから、当然なんでしょうね。
演奏会が終わってピアノをみたら「エストニア」とあった。
初めて見た。
家に帰って調べてみたら、エストニアの首都タリンのファクトリーのもので、古くはないのだけど有名みたい。知らなかったわ。ウイキ英語版によると、アメリカでよく使われているそうです。
で、やっと最初に戻ります。
ここは文化会館なので、無料でお持ち帰り用のパンフレットがたくさんあったのです。
そこに、なぜか水と船と人の写真が。あと魚料理の写真も。
「え? セルビアって内陸国じゃなかったっけ。有名な湖でもあるのかな」と思ったら。
・・・ドナウ川でした。
不明を恥じるとは、このこと。
そうかー、そうかー。
ウイーンと川でつながっていたのね。
メコン川だと、複数の国をとおって、メコン川文化圏というものがあって――とイメージがわくのだけど、ドナウ川というのは、いま一つなじみがなくて知らなかった。
ドナウ構想とか、いろいろ単語だけは知っているけど、ピンと来ない。
そういえば、ドナウ川紀行っていう番組がNHKにあったかしら。
やっぱり、ほとんどの国がずっと共産圏に入っちゃってたから、いま一つ知られていないのかなあ。
料理を見ると、なんだか南仏みたい。そっくり。
地中海こそないけれど、南で気候は似ているのかもしれない。
ぶどう酒とかチーズとか、ハーブを使った魚料理や肉料理。似ているわ。
パリにセルビア料理レストランはないかしら。
複数のパンフレットで、「すばらしい自然」をアピールしています。
セルビアって、国際政治上強烈なイメージがあるけど、パンフレットの紹介を見ている限りでは素朴な感じでした。
いま展示されてた絵のほうが強烈だった。Filip Mirazovicという画家。
重厚で、豪華だけど、暗い。
ヨーロッパで北のほうにいくと、なんとなく暗い文化の国はたくさんある。
そういう暗さとは違う。
強烈な陰のある暗さ。
逆の言い方をすると、この暗さは太陽がないと生まれない。
この人の絵に、太陽の光はまれなのだけど・・・。
イタリアは、太陽という光と陰の強烈なコントラストの国だと私は思っているのだけど(ベルディを聞いていてそう思った)、イタリアから華やかさをとって、重い暗さ、ちょっと神秘がかっている感じ、急速に変化する空(雲が突然やってきてたちこめる、みたいな感じ)を足すとこうなる、という雰囲気でした。
言葉で言っても、わけわからないと思いますが・・・。
もちろん、セルビア人が描いたらセルビアらしいと思うのは間違いなのだけど。
日本人だって、みんな同じような絵を描くわけじゃないし、いかにも日本らしいとも限らないのと同じ。
でも、セルビア文化に親しむ機会がまったくなかった私には、強烈にインプットされました。
ネットで私が見た絵がないか探してみたのですが、あまりなかったです。
うーん、残念。
1枚だけとったけど、雰囲気が伝わりにくいなあ。(この絵は、ちょっと驚く描写があったので撮ったのですが、何か歴史的な隠喩があるのかもしれません)。
コンサートの模様。うしろに絵があります。白い壁の向こうに新緑が見えて、きれいでした。良い季節ですね。
セルビアにドナウ河が流れているなんて。
地図で見たら、本当に流れてる。。。
この前、セルビア文化会館の無料コンサートに行きました。
バイオリンとピアノのリサイタルです。
教会のコンサートもいいけど、寒いのよね。底冷えする。
パリでの無料、あるいは気軽な値段のクラシックコンサートというと、教会か、各文化会館、美術館とかの公共施設みたいなところが多い。
パリにはおそらく、ヨーロッパ中の国の文化会館や教会があると思う。世界中、というといいすぎかもしれないけど。
それで、セルビア文化会館というから、興味をひかれました。
しかも場所が、ポンピドゥーセンターのまんまえという。
あそこの図書館には100万回(は言い過ぎ)行っているのに、全然気づかなかった。
あのあたりは美術っぽい店や、小展示みたいのをしているところがいくつかあるから、そのうちの一つだったんだと思う。
コンサートそのものは、まあまあ。
ベートーベンとシューマンとセザール・フランクの小作品。
こんな作品を書いていたんだなと、面白かった。
どうもベートーベンとかいうと、(私はピアノを習っていたので)ピアノ曲かオーケストラというイメージがあった。部屋で演奏するのにぴったりの珠玉の作品だった。考えてみたら、彼らが生きていた時代は、大コンサートホールなんてまれで、貴族の館の演奏が多かっただろうから、当然なんでしょうね。
演奏会が終わってピアノをみたら「エストニア」とあった。
初めて見た。
家に帰って調べてみたら、エストニアの首都タリンのファクトリーのもので、古くはないのだけど有名みたい。知らなかったわ。ウイキ英語版によると、アメリカでよく使われているそうです。
で、やっと最初に戻ります。
ここは文化会館なので、無料でお持ち帰り用のパンフレットがたくさんあったのです。
そこに、なぜか水と船と人の写真が。あと魚料理の写真も。
「え? セルビアって内陸国じゃなかったっけ。有名な湖でもあるのかな」と思ったら。
・・・ドナウ川でした。
不明を恥じるとは、このこと。
そうかー、そうかー。
ウイーンと川でつながっていたのね。
メコン川だと、複数の国をとおって、メコン川文化圏というものがあって――とイメージがわくのだけど、ドナウ川というのは、いま一つなじみがなくて知らなかった。
ドナウ構想とか、いろいろ単語だけは知っているけど、ピンと来ない。
そういえば、ドナウ川紀行っていう番組がNHKにあったかしら。
やっぱり、ほとんどの国がずっと共産圏に入っちゃってたから、いま一つ知られていないのかなあ。
料理を見ると、なんだか南仏みたい。そっくり。
地中海こそないけれど、南で気候は似ているのかもしれない。
ぶどう酒とかチーズとか、ハーブを使った魚料理や肉料理。似ているわ。
パリにセルビア料理レストランはないかしら。
複数のパンフレットで、「すばらしい自然」をアピールしています。
セルビアって、国際政治上強烈なイメージがあるけど、パンフレットの紹介を見ている限りでは素朴な感じでした。
いま展示されてた絵のほうが強烈だった。Filip Mirazovicという画家。
重厚で、豪華だけど、暗い。
ヨーロッパで北のほうにいくと、なんとなく暗い文化の国はたくさんある。
そういう暗さとは違う。
強烈な陰のある暗さ。
逆の言い方をすると、この暗さは太陽がないと生まれない。
この人の絵に、太陽の光はまれなのだけど・・・。
イタリアは、太陽という光と陰の強烈なコントラストの国だと私は思っているのだけど(ベルディを聞いていてそう思った)、イタリアから華やかさをとって、重い暗さ、ちょっと神秘がかっている感じ、急速に変化する空(雲が突然やってきてたちこめる、みたいな感じ)を足すとこうなる、という雰囲気でした。
言葉で言っても、わけわからないと思いますが・・・。
もちろん、セルビア人が描いたらセルビアらしいと思うのは間違いなのだけど。
日本人だって、みんな同じような絵を描くわけじゃないし、いかにも日本らしいとも限らないのと同じ。
でも、セルビア文化に親しむ機会がまったくなかった私には、強烈にインプットされました。
ネットで私が見た絵がないか探してみたのですが、あまりなかったです。
うーん、残念。
1枚だけとったけど、雰囲気が伝わりにくいなあ。(この絵は、ちょっと驚く描写があったので撮ったのですが、何か歴史的な隠喩があるのかもしれません)。
コンサートの模様。うしろに絵があります。白い壁の向こうに新緑が見えて、きれいでした。良い季節ですね。
2014-04-25 09:46
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