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あと少しでルーブル美術館も終わり。。。

ルーブル美術館も、あと2回で見終わっちゃう。
いえ、量的にはあと1回ですんじゃうんだけど。

まだ見ていない所というのは、一つひとつ詳細に見ていないという意味で、その場所はもう何度も通っている。昨日4月22日で、「まったく見た事も通った事もない」という所は全部終わってしまった。王政復古や7月王制の工芸品のところなんだけど、奥まっているので行った事が一度もなかったのです(ここ、天井が低かった。珍しい)。

というわけで、「ルーブルという宮殿/建物」を見るのは、昨日で全部終わってしまった。
これが面白かったのよ。
いかにも宮殿だった美しいところも素晴らしかったけど、まるで迷路のような異空間も楽しかった。具体的には、半地下のところと、フランス式1回のシュリー館。

しかし、ルーブルは意外と絵が少ないわね。
・・・なんて、言っている場合じゃないけど(汗)。
あまりにも見すぎて、感覚がマヒしたのかも。時間もかけたので、単に前の事を忘れているだけかも。
ここにいっぱいないのなら、いったい世界のどこにたくさんあるというのか。
でもやっぱり思う。意外と絵が少ないな、って。
一つには、オルセーと分けているっていうのもあると思う。
他にもたくさん、絵の美術館はパリや他の所にあるしね。

それから、ルーブルって絵と彫刻というイメージが強く、日本人の中にはそれしかないと思い込んでいる人がいる(日本人だけじゃないみたいだけど)。たいていはモナリザを見に行って、ナポレオンの戴冠を見て、あのへんの絵画を見て、彫刻ではミロのビーナスとニケは見ても、それだけで迷子になって巨大なので疲れ果て、「すごかった」という感想とともに帰って行くというパターン。ツアーに申し込んでも、見るのはたいていこのあたりのみ。
確かに、ここだけで「すごーい!」と思わせる内容だし、ルーブルの目玉ではあるけれど、全体から見たらごく一部にすぎない。だから全体を見ちゃうと「意外に絵が少ない」という感想になってしまったのかも。

あと、日本でのルーブル解説が、圧倒的に絵に偏っているというのはある。専門家というのは、自分の専門しか語らない。しかも細分化している。例えば、近代以降のフランス絵画専門の人なら、イタリアは語る事があっても、オランダやドイツまでは躊躇する人も割といるという感じ。それは研究者の良心と謙虚な姿勢であって、全然悪い事じゃない。ただ、そういう方々が発表したものを見ている読者は、ルーブル=絵と刷り込まれてしまう。フランス・イタリア絵画のところは、ルーブル全体から見ると・・・そうだなあ、5分の1か6分の1くらいかしら。
逆に言うと、他にたくさんのジャンルがあるのに、日本ではあまりメジャーな存在じゃない。研究者が少ないのか、いても注目されないのか。「いないわけじゃない。もちろんちゃんといることはいるが、絵画に比べれば少なく、注目度も低い」というあたりが正解だろう。理由は、絵画は展覧会で日本にもってこられるけど、他のはなかなかもってこられないせいかもしれない。やっぱり、本物を見る機会に恵まれれば、人は関心をもつものね。それに、絵は画集でみても良さは伝わる。オブジェはより難しい。

やっぱり、知らなかったところが一番感動したわ。
既に知っていた本物の絵を見るのも感動するけれど、新しい発見が一番楽しい。

全部見終わったらまた書くけれど、なんだかがっくり来ちゃった。寂しい・・・。

全部見終わったら、どうしようかな。館内にあるアンジェリーナで、豪華な昼食でもしようかな。

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